総務部 総務課
1996年入社
短期大学 食物栄養科卒業
前職は京都で呉服の卸問屋の営業事務をしていました。ご縁があって入社させていただきましたが、初めは右も左も分からないことばかり。今でももちろん分からないことはありますが、はじめは飛び交っている言葉の意味すら分からず、とにかく日々の業務をこなすので精いっぱいな状況でした。でも、2年程経った頃、自分がやっていることが仕事のどの部分にあたるのかという業務間の繋がりが徐々に見えてくるようになりました。当時はとにかく聞くことしかできませんでしたが、皆さん優しくて何度聞いても丁寧に教えてくれました。私自身も必死に覚えようと努力はしているものの、違う側面から見ると理解していたはずの内容がまた分からなくなり、改めて教えてもらう、この繰り返しでしたね。逆の立場だったら、これはこの前教えたよね、とつい言ってしまいそうになるくらいだったと思いますが、その都度、繰り返し優しく教えていただきました。今でも当時の先輩方のことは大好きですし、変わらず交流させていただいています。
入社当時は資材課として全社的な資材の発注業務を担っていましたが、基幹システムの変更に伴って仕事の内容も大きく変わりました。従来は、手書きされた紙の納品書をシステムに入力していましたが、この部分がなくなったのが一番の大きな変化だったと思います。これによって総務組織も再編され、今までは資材課、総務課、経理課と業務によって明確に担当が振り分けられていましたが、担当業務の垣根もなくなり、それぞれの業務の幅は一気に広がりました。入社から長い時間が経過しましたが、ルーティン業務でさえ、何度その仕組みが変わったか分かりません。常に同じ業務を行うということはなく、その都度、新しいことを覚えて実行していく必要がありますので、とてもやりがいを感じています。ここ最近では、電子帳簿保存法やインボイス制度導入など、法制度にも対応しました。今まではあまりニュースに関心を持ったことはありませんでしたが、世の中の動きに目を向けると、自分に関係していることが色々あるんだということを最近特に感じるようになりました。
現在は、SDGsや安全衛生委員会などの部会にも参加させていただくようになり、そちらの勉強も始めたところです。既に知見のある他部署の方の意見を聞くと、自分がまだまだだと感じることや圧倒されることもありますが、私なりの視点で意見を発したり、備品のリサイクルなど、誰かがやらないと回らないような小さなことから少しずつ取り組み始めています。また、日々の業務の中で、誰かが知らないうちに行っていて、会社がいつも通り回っているということは意外と多くありますが、行っていた人がいなくなって業務が滞ることも少なくありません。私は、自分の行っている業務においてはそのような状態にはしたくないと考えています。どのような小さな業務でも、私の変わりに他の誰かが行わないといけなくなる場合に備え、目に見える形でマニュアル化しておくなど、いつでも引き継ぎができる状態にしておきたいと考えています。
木片から本物そっくりな鳥を削り出していくバードカービングの教室に通っています。製造業をしていた父の影響もありますが、私自身、モノ作りに興味があり、この会社の面接の時も、自分の強みは手先が器用なところ、と答えたくらいです。今は事務の仕事ですが、もし、機会があればモノ作りの現場にも携わってみたいですね。