ノズル事業部 製造部 製造課 製造2係 NC班
1996年入社
県立高校 機械科卒業
工業高校で機械等を使う勉強をしていたので、機械作業でモノ作りに携わる仕事をしたいと考えていました。また、この会社で同じ学校の先輩が頑張っているという話を聞き、それだけ働きがいのある会社なんだろうな、と感じたところがこの会社を選んだ一番のきっかけです。後は、西宮が地元の神戸から近かったというところも大きかったと思います。ただ、勤務先がこちらの柏原工場と決まった時は、初めて聞いた地域で知り合いもいませんでしたので、不安な気持ちも少なからずありました。でも、先輩が既に活躍されていた会社だったので、自分もここで頑張ってみよう、と心を決めました。仕事の方は全てが一からのスタートでしたので慣れるまでは2~3年くらいかかりましたが、先輩たちがすごく親身になってくれたこともあり、仕事に対する不安はすぐになくなりました。何でも聞いたらすぐに教えてくれますし、何回聞いてもそれはこうだ、と明確な答えを出してくれますので、とても心強かったですね。
入社当時は合金事業部の方に配属され、今と同じ旋盤関係の仕事をしていましたが、その後、NCフライス盤などを扱う部門を経てノズル事業部の方に配属されました。現在の業務は、主にNC旋盤を操作して機械加工でノズル及び部品加工を行う業務に従事しています。鉄鋼業界の製品をメインで取り扱ってはいますが、ノズルは幅広い業界で使用されている製品となります。街中でも、夏場になると良く見かけると思いますが、細かく霧状にした水を空気中に散布して周囲の温度を下げるミストシャワー装置に使われているノズルにも、私たちの製造した製品が含まれています。現在の業務の中で常に意識しているのは、まずは納期です。そして、次工程で滞りがないように日程調整を行ったり、次工程で作りやすいようにしたりするにはどうすれば良いのかを考え、話し合いながら進めるように心掛けています。日々の話し合いの中で新しいアイデアや改善策が生み出されるということも決して少なくはありません。
現在、産業用ロボットを立ち上げて生産性を上げていこうという取り組みが行われています。ちょうどこの半年間の出来事ですが、一人では壁に阻まれて全然進まなかったことがあり、何人かで集まってあれこれ話し合いを進めていくことになりました。その中で、意外なところから面白いアイデアが生まれ、さらに、そのアイデアを煮詰めていくと、今まで難しいと思われていた課題を解決することにも繋がりました。仲間たちと話し合い、試行錯誤しながら達成した時の喜びはとても大きかったですね。これからも、この新しく立ち上げられた産業用ロボット事業には、何らかの形であっても積極的に関わっていきたいと考えています。人がいてもいなくても、どんな作業でも稼動できるようにする、というのが今の一番の目標ですね。また、後輩の育成に関しては、僕らの時代は親身になって教えてくれるところはありましたが、今と違って厳しい一面もありました。だから、自分自身も厳しい部分を持ち合わせながら、後輩たちが働きやすい環境を作り上げ、その中でどれだけ各人の力を伸ばしていけるかを常に意識して行動するようにしています。
今は子育て真っ最中です。男性でも育休を取りやすくなったところは大きいですね。有給の取得もしやすくなりましたし、子育てをする立場からするとものすごく助かっています。子供は急に熱を出したりしますので、共働きでも対応できることが大きいですね。